ごちそうさまが、聞こえない・・・

救世主様の記録

遡る事10年くらい前。
それは、おいどんがまだ九州に居た頃の話。

パーリラッ
パリラ
パーリラ
ハイハイ!

二十代になったおいどんは大人の仲間入りということで、飲み会という社交的な場に顔を出していた。
その飲みの席にて、ゲームで負けたおいどんは居合わせる男女複数名からビールのイッキ飲みを強いられていた。

ゴクッ ゴクッ ゴクッ ・・・

(苦しいでごわす・・)

ゴクッ ゴクッ ゴクッ ・・・

音頭の中、おいどんはなんとか頑張って中ジョッキのビールを飲み干した。

すると、メンバーのうちの活発な女子が突如、
「ごちそう さまが 聞こえない!」

と言って、不躾なおいどんを指摘。
1ペナとして2杯目のビールを手渡してきた。

(え・・!?)

飲ーんで 飲ーんで 飲んで ×3

飲 ん で!

便乗する一同。
飲まざるを得ない状況が再燃し、新たに手渡された2杯目を渋々飲むハメに。

ゴクッ  ゴクッ  ゴクッ  ゴクッ ・・・

(二杯目はさすがにキツいでごわす・・)

ゴクッ  ゴクッ  ゴクッ ・・・

必死で飲み干し、今回はすかさず「ゴチソウサマ」と言いった。
ビールはお腹に貯まり易いのでさすがにもうギブ気味だ。

するとまたもその活発女子が「ごちそう さまが 聞こえないぃ!」と指摘してきた。

(えっ!?)

焦ったおいどんは「言ったし!」と反撃。

ところが一同も「ハイ、聞こえないっ!」と彼女に便乗してきた。
そう、おいどんの声はボリュームが小さいのだ。
又、ボソボソとした感じで通りが悪い為、喧騒の中ではすぐに掻き消されてしまう。

ハシモトッ セイコッ 
チャッ チャチャッ チャチャ♪

ハシモトッ セイコッ 
チャッ チャチャッ チャチャ♪

(そ、そんな・・・)

それから10年の月日が流れた。

「よくこぼさず飲めるね」

そう仰ってくださるのは、おいどんの口をいつもトイレ代わりに使ってくださるエステティシャン様。

「そう言えばここのトイレ一回も借りたことないね」

エステティシャン様がクンニルームにおいでの際はおいどんの口が十割方トイレの役目を果たしている。
若かりし頃に培った一気飲みスキルがこういうところで火を吹くことになろうとは。

30代を迎えたおいどんだが、さすがに当時のようなやんちゃなお酒の飲み方をする機会は減った。
がしかし、イッキ飲みの機会自体はむしろ増えたのかもしれない。

「おいしかった?」

「はい」

若い頃のおいどんはやっつけ気味にしか言えてなかった「ゴチソウサマ」。
でも今はちゃんと心から言える。

「ごちそうさまでした。」(土下座)

m(_ _)m

コメント

  1. こーちゃん

    ごちそうさま[i:63889]
    いいですね[i:63951]14ヶ月くらいいただいてないです[i:63915]

    返信
  2. 国田

    【Re: こーちゃんさん】
    >14ヶ月くらいいただいてないです[i:63915]

    ストイックな状況ですね。。
    栄養面が心配です。。

    返信